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修士課程

食品衛生化学:塩見、嶋倉

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目的

クロマトグラフィーを用いたタンパク質の精製、および食の安全・安心に関する検査手法であるELISAおよびウェスタンブロッティングなどの原理を理解し、これらの手法を習得することを目的とします。

インターンシップ実施時期および期間

8月下旬〜9月上旬の2週間(実質10日間)。
具体的な日程は受講生の都合も勘案して決めます。

実施の案内

3号館1階13番講義室の廊下にある掲示板に、案内を掲示します。

担当教員連絡先

塩見 一雄
嶋倉 邦嘉

実験概要

魚肉からタンパク質の抽出液を調製して、主要アレルゲンであるパルブアルブミンをオープンカラムによるゲルろ過とHPLCを用いた逆相クロマトグラフーによって精製します。この精製過程で1回目のELISAを、精製品および他の魚類の粗抽出液も用いてウェスタンブロッティング(WB)および2回目のELISAを行います。また、これらの実験に関連して、Lowry法によるタンパク質の定量やタンパク質の電気泳動(SDS-PAGE)なども行います。

 

実験項目

担当

1日目

午前: 全体および当日の実験内容の説明 塩見・嶋倉

 

午後: 使用する溶液などの調製およびゲルろ過の準備  

2日目

午前: 当日の実験内容の説明およびパルブアルブミンの抽出 塩見・嶋倉

 

午後: 抽出液の濃縮およびゲルろ過  

3日目

午前: タンパク質の精製に関する講義 塩見・嶋倉

 

午後: ゲルろ過フラクションの吸光度測定  

4日目

午前: ELISAに関する講義 塩見・嶋倉

 

午後: ELISAの実施 1  

5日目

午前: ELISAに関する講義およびELISAの実施 1(続き) 塩見・嶋倉

 

午後: ELISAの実施 1(続き)および陽性画分の濃縮  

6日目

午前: HPLCに関する講義および逆相HPLCの準備 塩見・嶋倉

 

午後: 逆相クロマトグラフィーおよび精製物の凍結乾燥  

7日目

午前: SDS-PAGEおよびWBに関する講義 塩見・嶋倉

 

午後: SDS-PAGEおよびWBの実施  

8日目

午前: 当日の実験内容の説明およびWBの実施(続き) 塩見・嶋倉

 

午後: WBの実施(続き)およびパルブアルブミン濃度の測定  

9日目

午前: 当日の実験内容の説明およびELISAの実施 2 塩見・嶋倉

 

午後: ELISAの実施 2  

10日目

午前: データ整理および解析 塩見・嶋倉

 

午後: 総括  

その他(受け入れに当たっての教員側からの要望等)

操作の中には容量の正確さが要求される箇所がありますので、受講前にはマイクロピペッターの使い方にじゅうぶんに慣れておいて下さい。実施内容には一貫性がありますから、途中で欠席したり受講を放棄したりすると、まったく無意味なものになってしまいます。したがって、実施日や時刻をやむを得ず変更するなどの融通性は持たせますが、単位の取得はすべての日程に出席することが条件です。