開講時期は9月中.日程に関しては,受講生と相談の上決定。
食品加工・調理における様々な熱操作(ジュール加熱,IH,マイクロ波加熱,過熱水蒸気加熱等)に関して,実際に食品を製造する過程を体験しつつ,それぞれの伝熱理論に関して理解を深める。
本年度は,次の4項目の実施を予定している.実際の製造を体験するとともに,各種伝熱データの取得を行い,計測手法の実際を学ぶとともに伝熱特性の理解を深める.さらに,実施項目によっては,製品の重要な評価項目となる因子についての分析を行う。
・放射温度計による加熱面の観察
・うどんの調理(製品評価:水分変化、表面観察、MRIによる水分分布)
・マイクロ波解凍(ランナウェイ現象の観察、誘電特性の実測)
・マイクロ波調理(さつまいもor炊飯:食品内の温度履歴・温度分布計測)
・かまぼこの作製
・ハムの製造(塩漬から燻煙までの全製造、塩分濃度測定)